城山発電所は、1年に1回見学会を開催してるのだが、私は今回が初めて。毎年参加してる人もいるそうだ。隅の隅まで見せてくれるし、丁寧に解説してくれるので、参加して良かった。
アメリカのフーバーダムを見学したこともあるが、規模は城山発電所の何倍もの大きさだが、こんなに隅々まで見せてくれなかった。いやね、城山は本当に隅々まで見せてくれるのだ。発電機のカバーを外して中に入れてくれたりもする。
ちなみに、城山発電所は水力発電所だが、揚水発電と言って、電気が余っている夜中に電気を使って津久井湖から水を汲み上げ、電気の需要が高まったら水を落としてタービンを回して発電するという発電所だ。
組み上げるのに使う電力と、水を落として得られる電力の効率は70%ぐらいだそうだ。電力を30%損してるわけだが、使う人が少なくて電力が余ってる時間帯に汲み上げるので意味がある。
従って、この発電所は水力発電でありながら、常に発電しているわけではない。東京電力から、電力が足りないので動かしてくれという要請があったら、初めて水を落として発電をするのだ。
管制室。ここは城山発電所だけでなく、神奈川県内の発電所全部の管制室でもあるそうだ。こんなところにも入れてくれるし、写真撮影もOK。秘密にするような情報は何にもないのになんでも秘密にしたがる日本には珍しい寛大さ。
4基の発電機。 ここは地下約200mのところにあるので、ひんやりしてて気持ちがいい。
上のオレンジのカバーの扉の中には、このように発電モーターが入っている。 これは1号機の日立製。2号機は東芝製で、全然形が違っていた。
モーターなどの大きな機材は、このインクラインという坂道から下ろす。はるか遠くに外の光が見えますね。
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