2012年3月31日土曜日

ドライブ (2011 アメリカ)


★★★★

まだ四ヶ月だけど、今年になってから観た映画でベスト。

1500万ドル(12億円)と低予算ながら、様々な賞を受賞。R15+のアクション映画なので、アカデミー賞にはもちろん見向きもされないが。

主人公は、強盗の逃走車のドライバーの請負人。その孤高さとストイックぶりは、ライアン・オニールがドライバーの請負人を演じた、ウォルター・ヒル監督の「ザ・ドライバー」を思い出させる。

驚くぐらい会話が少ない映画だが、その分、音楽が引き立つ。

オープニングのタンジェリン・ドリームっぽいインストルメンタル曲から始まって劇中の曲、エンディング曲までずっと良い。

サントラ・アルバムを買おうと思ったが、日本のiTunes Music Storeでは1500円。アメリカのiTMSでは$9.99、つまり800円。2倍はちょっと高すぎないか。アメリカiTMSに持ってるアカウントの残金は残念ながらたった$0.61。今夏にアメリカに旅行するので、iTunes Music カード買ったらサントラを買うことにしよう。


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2012年3月20日火曜日

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 3D (1999 アメリカ)

★★★1/2

作られた順番の都合上、エピソード4以降を観ていることが前提なので、初めてこのエピソード1から観た人は意味が分からないくだりもあることを再確認。

ポッドレースのシーンは思ったほど3D感がなかったのが残念。もっと臨場感があるかと思ったのに。でも、セブルバのマシンのボ、ボ、ボ、ボというエンジン音がまた聞けて良かった。

ところで、アナキン・スカイウォーカーを演じていた少年はいま何をしているのだろうとIMDbで調べていたら、アミダラ女王の影武者をキーラ・ナイトレイが演じていたことを知ってビックリ。パイレーツ・オブ・カリビアンで売れる前は、こんなチョイ役だったのか。観る前に調べておけば良かった。

シャーロック・ホームズ シャドウゲーム (2011 アメリカ)

★★★1/2

前作はさほど感心しなかったが、今作はガイ・リッチー監督らしいテンポのよい演出もあって大層良かった。ちょっと中だるみで退屈するところがあるのが残念。それさえなければ、★4つなのだが。

個人的には、原作でシャーロック・ホームズをして、自分よりも頭脳明晰と言わせしめた兄のマイクロフトが登場したことが大変嬉しかった。モリアーティ教授との対決の場所も原作ファンには嬉しい。ま、逆に言うと、それぐらいしか原作の要素は入ってないとも言うけれど。

2012年3月18日日曜日

世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶

★★★

1994年に、3人の洞窟探検者により発見されたフランスで発見された、世界最古の洞窟壁画があるショーヴェ洞窟の内部の様子を撮影した映画。

洞窟壁画を紹介するだけの映画でナゼ3D?と観る前は思ったが、観てみたら3D映画で観る価値があった。壁画は平面な壁に書かれておらず、かなり凹凸のある壁に書かれており、3Dで観ることにより臨場感のある絵として観ることができた。

このショーヴェ洞窟は、授業で習ったラスコー洞窟壁画よりも1万5千年ほど古く、殆どの絵は3万〜3万2千年前に書かれており、一部の絵はそれよりも新しく、2万5千〜2万7千年前に書かれたことが分かっている。

日本語版のwikipediaの記事には、「宣伝目的のために絵の描かれた年代が誇張されたと考えている人もいる」と書かれているが、これはありえない。なぜならば、この洞窟は発見直後に閉鎖され一度も公開されておらず、ごく一部の研究者しか入れない。誇張したって何の宣伝にもならないのだ。

なお、あの有名なラスコー洞窟は1940年に発見され当初は公開されたが、空気が汚れて壁画が傷んだため、1963年には閉鎖され一部の研究者しか入れない。

フランスはなんと進んでいるのだろうか。今から50年も前にして既に、壁画が傷んだから閉鎖という考え方が出来ている。我が国日本はどうか。

21世紀だというのに、高松塚古墳の壁画がカビて傷んでしまった。一体何をやっているのか。その後、カビをある程度除去できたようだが、ガラス越しとはいえ毎年2回一般公開されており、今後も続けていくとのこと。重要なものは無理してまだ公開する必要はないだろう。フランスを見習い、保護を最重視したほうがいいのでは。

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2012年3月10日土曜日

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い (2011 アメリカ)

★★★1/2

号泣覚悟で観に行ったが、意外や意外、まったく泣かず。ハグ好きのヘクターのシーンだけはかすかにうるっと来たけど。

この映画がもっと前に作られていたら泣いたのではないかと思う。だが、多くの日本人にとっては9.11テロの衝撃は薄れてきているのではないだろうか。特に日本人は、3.11震災の衝撃を経験してしまったこともあるし。

顔のないスパイ (2011 アメリカ)

★★★1/2

米ソ冷戦時代の伝説的殺し屋カシウスが戻ってきたと思われる殺人事件が発生。当時、カシウスを追っていたCIA諜報部員ポール・シェファードソン(リチャード・ギア)は既に引退していたが、FBIから協力を要請される。FBI捜査員と共にカシウスを追うポール。

早々にカシウスの正体が判明するのでちょっと驚かされるが、それだけでは終わらない。原題は「The Double」。二重スパイという意味だが、なるほどそういう意味だったか。予想外の展開。あまり注目されてないのが惜しい作品。

2012年3月8日木曜日

新しいiPadの名前

今度の新しいiPadの名前がiPadだったことに困惑したり文句を言ってる人が少なくないようだ。


《しかし新製品の名称が初代製品と同じ「iPad」では混乱が生じるのではと危惧する声もある。》元記事


だが、ちょっと待て。冷静になれ。本当に困るか?混乱するか?

Apple製品に限らず、モデルチェンジしても商品名は変わらないのは、当たり前の話だ。車の名前がモデルチェンジするたびに変わってたら、トヨタのクラウンとかは、クラウン34とかになっちまうぞ。

Apple製品だって、iMacにしろMacBookにしろiPodにしろモデルチェンジしても名前は変わってない。年式などで区別したり、第三世代iPadと言えば良いだけの話じゃないか。今までもそうやってきたんだし。

2012年3月7日水曜日

Skyrimのビジュアルを確実に引き上げる5つの設定変更

The Elder Scrolls V: Skyrim(スカイリム)をGeForceグラフィックボード搭載のPCで遊んでいる場合、グラフィックを劇的に向上させる設定が、本家本元のnVIDAサイトに載っていたので、いまさら感はあるが、(私のように)まだ知らない人もいるだろうから紹介する。

あちこちのblogや2chなどに載っている設定よりも確実だし、それらで見たことがない情報も多く含まれている。また、それらでよく紹介されている設定が「変化なし」と否定されていたりもする。

Skyrimのビジュアルを確実に引き上げる5つの設定変更

このサイトには、どこをどう変更すると、どれぐらいグラフィックが変わるかを試せるインタラクティブな画像が用意されていて分かりやすい。

早速、このサイトでオススメの最高設定にしたあと、見晴らしが良いホワイトリム馬屋に行ったところ、その差は歴然。思わず、おおっと声が出たぐらいだ。マシンパワーに余裕がある人はぜひ試してみると良い。

2012年3月5日月曜日

ピラミッド 5000年の嘘 (2010 フランス)

★★★★

エジプトのギザのクフ王のピラミッドの謎を、文系の考古学者ではなく、物理学などの理数系の学者が見ると色々なことが分かるというアプローチで、ピラミッドの謎を世界各地の巨石文化の謎とかけつつ解明を試みたドキュメンタリー作品。

この映画観て知ったことで一番驚いたことは、ピラミッドは正方形の四角錐であり、上から見ると、左の図のように見えるという常識が真実ではなく、実際には右の図のような8角錐というのか、9面体であるということ。

もちろん下の図は、分かりやすくするためにかなり誇張して描いている。


だが、このような形であることは、左のGoogle Mapsの衛星画像でも、確認できる。

これはクフ王の大ピラミッドの画像だが、左側面の真ん中にうっすら筋が入っていることが分かる。右側面は角度的に見えにくいが、同様にかすかに線が見える。





映画の中で取り上げられていたクフ王の大ピラミッドに関する常識で、真実ではないことが簡単に説明できることをここでも取り上げてみよう。

一般にクフ王のピラミッドは、20年かけて建てたとされている。現代人の感覚ではかなりの長期間であるように感じるかもしれないが、実は20年なんて短期間で建造することは不可能であることは単純な計算で分かるのだ。

では、まず20年を分数にしよう。
20年×365日×24時間×60分=10,512,000分

Wikipediaによると、クフ王のピラミッドには270~280万個の石が積みあがっているというので、
この分数を270万で割る。

10,512,000分÷2,700,000=3.83分

そう、建設期間に20年しかかかってないというのならば、何トンもある石を削り出し、近代工具もないのに四角に形を整えたうえで、ギザまで運びそれを積み上げるまでに4分かかってないということになるのだ。(映画の中ではもっと短い分数を言っているが、それは個数がもっと多いという計算に基づくのだろう)

copyright:Sacred Sites
そんなことは現代の技術をもってしても不可能であることは火を見るよりも明らかだ。なにしろクフ王のピラミッドはこんなに巨大なんだから。なぜ今まで誰もこのことを指摘しなかったのか。

では、なぜ20年という建造期間であるとされたのか。

それはピラミッドがクフ王の墓であるからにはクフ王が在位してから建設が始まったはずであるという、なんの根拠もない推理に基づいているからだ。通説とされているのが、科学でもなんでもなく、実はただのトンデモ説だったのだ。

ということは、このピラミッドはそもそもクフ王の墓ではないということになる。もっともっと長期間、たぶん数百年という単位で作られた「何か」なのだ。

吉村作治教授が、ピラミッドは墓ではない、エジプト繁栄のための公共事業なのだという説を唱えているが、少なくとも墓ではないという点では当たっていると思う。

未だに墓説にしがみついているエジプト考古最高評議会事務局長のザヒ博士の言っていることは、ミイラが発見されてないとか、そういうこと以前に建設期間を考えれば、まず間違いなく誤りだろう。

なんて話には、この映画の中では進展しない。吉村先生もザヒ博士も登場しない。登場するのは理数系の学者ばかりだ。一人だけ大槻教授の役割の教授も登場するけれど。(笑)

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2012年3月4日日曜日

戦火の馬 (2011 アメリカ)

★★★1/2

感動作品だということは最初から分かって観てるけど、それでもやはり感動する作品。さすがスピルバーグの監督作品。良い映画。後から★4つに変更するかも。

ただ、困ったのは、出てくるイギリス人達がどいつもこいつも似たような顔で見分けがつきにくいこと。なんかみんな顔の幅が狭くて、薄くて高い鼻をしていて、誰が誰やら。

2012年3月3日土曜日

ヒューゴの不思議な発明 (2011 アメリカ)

★★★1/2

ワンショットで撮っている(ように見える)オープニングシーンは印象的。

子供映画のようなタイトルだが、これは失敗だと思う。子供が主人公ではるが、この映画は大人のためのファンタジー映画。大人は感動して涙するが、子供はちょっと退屈するんじゃないかな。

なお、ファンタジー映画だしオートマトン(自動人形)に関するくだりはもちろん事実ではないが、パパ・ジョルジュに関しては、かなりの部分が事実に即している。

この事実に関することは、映画のストーリーのネタバレとなってしまうので、改行を入れておく。読みたくない人は読まないように。













パパ・ジョルジュこと、ジョルジュ・メリエスが1902年に製作した「月世界旅行」は、世界初のSF映画として有名だが、メリエスは元々は映画の通り手品師。初めて見た映画に感銘を受けて映画製作を始めるが、第一次大戦が勃発後、表舞台から姿を消す。大戦後は、パリのモンパルナス駅で実際におもちゃ屋のセールスマンとして働いていた。ジャーナリストがメリエスの映画の価値を再評価。メリエスに再びスポットライトを当てる。自分の映画の女優と結婚したことや孫娘と暮らしていたことも本当である。ね?ほとんど映画の通りでしょ?