リガの犬たちに続くヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダー警部シリーズ第2弾である白い雌ライオン (創元推理文庫)。
今回は前作にも増して話がデカい。
前回は話の舞台がラトヴィアだったが、今回は事件の大半はスウェーデンで起こるものの、主軸の話は南アフリカが舞台。
しかもネルソン・マンデラ暗殺計画が巡ってスウェーデンで起こる事件を解決するのだ。田舎町イースタの田舎警官が扱うにはあまりに大きな事件。そのためもあってか、今回はご都合主義の展開も多く見られた。面白いことは面白いのだが、前作に比べると、ちょっと現実離れしてるかなという感じがする。
ただ、多くの日本人が読んでて違和感を覚えるだろう点をひとつ擁護しておこう。
作中、何回か車のパンクが起きるのだが、日本ではパンクなんて一度も経験したことがない人が多いと思うので、そんなにパンクするわけないだろ、とツッコミどころになってしまうかもしれない。
だが、私がイギリスに住んでいた2年間の間に2回か3回パンクを経験した。原因は知らないが、少なくとも80年代のヨーロッパではタイヤはパンクしやすかったし、本作が書かれた90年代前半のスウェーデンではまだタイヤはパンクしやすいのかも。
ま、このパンクの点を除いたとしても、やはりご都合主義は否めないのだが。
このブログを検索
ラベル
映画
(506)
その他
(73)
買いました
(69)
DVD
(57)
3D
(41)
iPhone
(39)
IMAX
(36)
旅行
(34)
本
(33)
Apple
(32)
ガジェット
(31)
ゲーム
(28)
自転車
(28)
internet
(21)
食べ物
(21)
スポーツ
(17)
Mac
(13)
コンピュータ
(13)
シルク・ド・ソレイユ
(13)
公演
(13)
Inspiron Mini 9
(12)
錦織
(12)
オリンピック
(11)
ソフトウェア
(11)
テニス
(11)
nuvi360
(10)
車
(9)
Star Wars
(8)
ミュージカル
(7)
Britain's Got Talent
(6)
Spyder RT
(5)
オートバイ
(5)
コンサート
(5)
テレビ
(5)
ラスベガス
(5)
リアル宝探し
(5)
ロンドン
(5)
慶應
(5)
高校野球
(5)
intex
(4)
写真
(4)
巨大
(4)
Geocaching
(2)
ロンドン
(2)
ボルボ
(2)
人間ドック
(2)
動画
(2)
展覧会
(2)
緑のカーテン
(2)
落書き
(2)
虫
(2)
連合三田会大会
(2)
China
(1)
David Elsewhere
(1)
Ingress
(1)
Silent Film Posters
(1)
Travel
(1)
ジム
(1)
ダイエット
(1)
Translate
人気の投稿
-
ある日、突然、Can-Am Spyderのメインのキーが回らなくなってしまった。よく見ると奥までキーが入ってない。 オートバイの場合、いたずらでキーホールに異物を入れられたりすることもあるが、今回は違う。何しろほんの数十秒前にはちゃんと刺さってキーも回っていたのだから。しかも...
-
お菓子の種類が豊富になった今となってはあまり食べられてないと思うが、明治製菓のマーブルチョコといえば、TVCMも盛んに流れており、昭和時代の日本を代表するお菓子の一つであった。 ところが、1980年代半ばにイギリスに行ったとき、Smarties(スマーティーズ)というマーブル...
-
って、知らない人にはナンノコッチャのタイトルだ。 デルフォイ機構とは、最近、文春文庫で出版されたばかり(と言ってもハードカバー版は2007年10月と3年も前に出版されており、文庫化に3年もかかっただけ)のジェフリー・ディーヴァーの新作「ウォッチメーカー」に出てくる古代の時計の...
0 件のコメント:
コメントを投稿