2010年8月29日日曜日

白い雌ライオン (ヘニング・マンケル著)

リガの犬たちに続くヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダー警部シリーズ第2弾である白い雌ライオン (創元推理文庫)

今回は前作にも増して話がデカい。

前回は話の舞台がラトヴィアだったが、今回は事件の大半はスウェーデンで起こるものの、主軸の話は南アフリカが舞台。

しかもネルソン・マンデラ暗殺計画が巡ってスウェーデンで起こる事件を解決するのだ。田舎町イースタの田舎警官が扱うにはあまりに大きな事件。そのためもあってか、今回はご都合主義の展開も多く見られた。面白いことは面白いのだが、前作に比べると、ちょっと現実離れしてるかなという感じがする。

ただ、多くの日本人が読んでて違和感を覚えるだろう点をひとつ擁護しておこう。

2010年8月22日日曜日

ヤギと男と男と壁と (2009 アメリカ、イギリス)

★★★

日本公開はアメリカより1年近く遅れ、やっと公開されたと思ったらわずかな劇場での公開だが、ちょっとやむを得ないかな。ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガー、ジェフ・ブリッジス、ケヴィン・スペイシーと超豪華な配役だが、ちょっと地味な映画かも。

実在した超能力部隊をヒントにしたフィクションだが、思ったより笑えない。字幕のせいかもしれないけど。

ベスト・キッド (2010 アメリカ)

★★★1/2

ガニ股で歩く覇気のない冴えないオッサン役がハマってるジャッキー・チェンが素晴らしい。その他の配役は、見事なまでにステレオタイプ。

ところで、中国でカンフーを習った少年ががんばっちゃうという映画なのに、原題は The Karate Kidとはこれいかに。オリジナルのカラテキッドのリメイクだということを明らかにするためには仕方なかったのだろうけど。



以下にねたばれあり。

2010年8月10日火曜日

インテックスのプールを設置

プールの季節が今年もやってきた。

というか、今年は6月ぐらいから暑いので、とっくのとうにプールの季節は来ていたのだが、8月になってようやく庭にプールを設置。

去年の夏は割と涼しかったのと、一番暑い時期に旅行していたりとかしていたため、結局出さずじまいだったため、2年ぶりの設置だ。(買った時の話は、『インテックスのプール (Intex Easy Set pool)を買いました。』)

浮かんでいるのは、フローティングハンモック。これも2年前に買った(『フローティングハンモック』)もの。

うちのは直径244cmのものだけど、来年は一回り大きい305cmを買おうかな。楽天の安い店では6千円もしないようだし。

2010年8月8日日曜日

リガの犬たち ヘニング・マンケル著

随分前に読んだのだが、書くのが遅くなった。今回は、ヘニング・マンケルのスウェーデン警察小説、『リガの犬たち (創元推理文庫)』。

スウェーデンを舞台とした警察小説というと、私の年代だとマイ・シューヴァルとペール・ヴァールーが共著した『笑う警官 (角川文庫)』などのマルティン・ベック警部シリーズが思い浮かぶ。もう40年近く前のシリーズなので、知らない人も多くなってきただろうが、名作シリーズなので、未読の方は一度読んでみることをオススメする。

このヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダー警部シリーズも、マルティン・ベックに負けず劣らずのかなりの名作シリーズだ。マルティン・ベックのシリーズもクルト・ヴァランダーのシリーズも、アメリカの警察小説のような派手さは皆無だが、読み応えがある。

クルト・ヴァランダーは、仕事という意味では優れた警部だが、プライベート面では精神的にもろいところがあり、父親ととげとげしい関係を持っているうえ、娘とはぎくしゃくした関係を。しかも、離婚の傷を乗り越えておらず、仕事で出会う女性をすぐに好きになってしまう。

そういう問題を多く抱えた人物を主人公に据えているところが物語に深みと真実味を与えているのだろう。

ソルト (2010 アメリカ)

★★★★

CMで「だまされる」とか言っているが、本当に腹立つ。どうしてこういう宣伝するかな。理解に苦しむよ、ほんとに。

そんなこと言われなければ、本当にだまされたと思うけど、見た目通りではないとCMで知らされてしまっているので、でも、本当は違うんでしょ、と冷めた目で見てしまう。

実際には、単純などんでん返しではないのだが、CMでそんなこと言われているせいで、そっちのどんでん返しも読めてしまった。

とはいえ、この映画、かなり面白い。ツッコミどころはそこら中にあるはずだが、あえてそういうところは考えない、気づかない。それが映画を楽しむコツだと思う。どんな映画を観ても、あそこがおかしいとか、ここは変だとか書いてる人がいるが、そんな粗探しの映画鑑賞して楽しいのかしらと思ってしまうよ。

ということで、この映画は、深いことを考えずにアクションの連続を楽しむべし。幸いにしてストーリーも単純明快で分かりやすい。