2010年3月31日水曜日

夜がはじまるとき スティーヴン・キング著

スティーヴン・キングの最新短編集、夜がはじまるとき (文春文庫)

『N』
ラブクラフトのクトゥルー神話へのオマージュ作品。ラブクラフトはおどろおどろしい割には現実味がないのであまり怖くないのだが、キングの手にかかるとにわかに本当にありそうな話になる。

読んでいて自分の強迫観念が狂気に繋がる兆候なのかと怖くなったが、多くの人に程度の差はあれ、あるらしい。私は、寝る前に玄関が施錠されていることをさっき確認したのに、もう1度チェックしてしまうことがあることぐらいかな。

あ、もう一つ、輪郭を頭の中でなぞる癖があったな。例えば目の前に箱があったら、その縁を四角くなぞることを想像してしまうのだが、なんでそうしてしまうのかは自分でも分からない。ごくまれにやってる今はいいが、これを全ての物にやりだしたら、この短編に出てくるNと同じような感じでやばいかも。

『ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で』
以前にも同じネタの短編を読んだことがあるような気がしなくもないが、こういう夫婦愛の話に私は極めて弱いので感動。読み終わると意味が分かるタイトルも良い。

『アヤーナ』
これは明らかに映画化もされた某長編(タイトルを書くだけでネタバレになる)と同じネタだが、謎を残したまま終わるところがまた良い。

『魔性の猫』
これは正直どうかね。一言で言えばドジすぎね?

『どんづまりの窮地』
キングが時々書く悪趣味な話。想像力が豊かな人は食事の前に読まない方がいいと思われる。

2010年3月27日土曜日

特捜刑事スパルタン (2004 アメリカ、ドイツ)

★★★1/2

ヴァル・キルマー主演の日本未公開作品。

最初は安っぽい展開で、さすが未公開だけあるなと軽く観ていた。ところが、単純な女性誘拐かと思われた事件が国家レベルの話にまで話が大きくなり、二転三転する展開が意外や意外、結構面白い。全国ロードショーしなくても、せめて単館系で上映しても良かったのでは。

それにしてもひどいのが、下の日本のDVDパッケージ。てっきりシルヴェスター・スタローンの刑事ものだと思って見始めたら、これが主演のヴァル・キルマーらしい。でもね、こんなシーン、映画にないんですけど。

大体ね、邦題は「特捜刑事」となってるが、そもそもヴァル・キルマーは刑事ですらないんですけど。軍人あがりの特殊部隊だか特殊捜査員だかそんなもの。少なくとも警察組織にいないことは確か。

噂のモーガン夫妻 (2009 アメリカ)

★★★

ヒュー・グラント主演映画はハズレがないので安心して観られる。かなり老けたが、まだまだラブコメ路線でいけるね。

ニューヨーカーも、証人保護プログラムで行く田舎の人達もステレオタイプで描かれているが、ニューヨーカーが田舎に行ったら、多かれ少なかれ本当にこんな感じになっちゃうのかもね。

ただ、この映画はちょっと笑いが少ないかな?目撃者を作りまくりの間抜けな殺し屋もどうかと思うし。1年に何人か証人を預かる保安官がいるが、あんな小さな町で1年に何人も匿ってたら、町の人はなんかおかしいと気づくよね。ま、しょせんラブコメだから、細かいところはどうでもいいわけだが。

腕が長い奴は西友かLIVINへ走れ

近所の西友で、GEORGEというブランドのワイシャツとネクタイが合わせてで990円という激安セットを売っていた。見ると、£6というイギリスの値段も併記してある。パッケージの裏もぜんぶ英語表記。

ということは、すなわち輸入物。
ということは、すなわちイギリスサイズ。
ということは、私が着れるサイズかも!
というのも、私が着れるワイシャツは、日本に殆どない。

私のサイズは41-88なのだが、ワイシャツ専門店でもせいぜい86cmまでしか売ってない。ごくまれに88cmというサイズも見かけるが、着てみると肩と胸周りがキツくて着心地が悪い。なんか体型に合ってないのだ。

御殿場のプレミアム・アウトレットのブルックスブラザーズでは、以前は16 1/2 - 33/34という私のサイズを売っていたのだが、最近は売っていない。

なので、日本ではサイズがあうワイシャツを買うのはほぼ絶望的。今でこそ太ったので、41-88になったが、数年前までは38-88。さらに超激レアのサイズであった。

2010年3月24日水曜日

水時計 ジム・ケリー著 (創元推理文庫)

水時計 (創元推理文庫)は、かなりレベルの高いミステリー小説だ。

犯人の予想はついたが、伏線があちこちに張り巡らされているので読者はミスリードさせられてしまう。私の予想が的中したのも、たまたまかもしれない。

だが、この小説はどんでん返しで読者を驚かせることを目的としている安っぽいものではない。さほど意外な犯人でなくても読後感の充実ぶりはかなりのもの。プロット、筆力、構成力、いずれも申し分ない。登場人物たちの描写力も高く、感情移入ができる。

これがデビュー作とは驚いた。いくら新聞記者としての経験があったとしても。本国イギリスでは第5作まで上梓されているそうだから、翻訳が待ち遠しい。もっとも同じレベルを維持しているとは限らないけどね。

2010年3月23日火曜日

ボルボ修理中

家内が車庫入れに失敗してボルボ C70カブリオレのフロントバンパーを激しく損傷。

段差を乗り上げるためアクセルを踏み込んだ状態で、一気にバックしたため、門柱引っかかってバンパーの右側がベロリと剥けてしまった。右のフロントフェンダーもベッコリ。

頑丈なボルボでこれだけいったとすると、国産車だったらバンパーが半分外れたんじゃなかろうか。

で、正規ディーラーに修理に出したのだが、珍しい車なので(国内での販売台数が800台未満と聞いたことがある)、国内に在庫がないため海外(やはりスウェーデン?)から取り寄せ中とのこと。約2週間ほど待たされているが、変わった車に乗ってるとこういうところが不便だね。

2010年3月22日月曜日

しあわせの隠れ場所 (2009 アメリカ)

★★★★

話が出来すぎの気もするが、かなりの部分が本当の話らしい。アメリカ人は日本人には想像できないぐらい寄付するしボランティアをするので、日本人からするとウソくせーと感じられてしまうかもしれない。

だが、ドラッカーのマネジメント本に書いてあったと思うが、平均するとアメリカ人の半数が毎週数時間、何らかの形でのボランティアをしているらしい。(興味があったら、下のような記事をどうぞ。)

アメリカのボランティア事情〜学生の視点から2
アメリカのボランティア精神と募金

募金に関しても、アメリカの大学に行くと、校舎に個人名がついた建物が多い。卒業生で巨額の寄付をした人に感謝の意を表するために名前がついているが、日本ではこういう例は少ない。私の出身大学は、おそらく卒業生が愛校心ゆえに日本で最も多く寄付をする大学であり、お金持ちでなくても普通の卒業生も何かしら事あるごとに寄付をするのだが、何億というお金を寄付する人はそうはいないのではないだろうか。

さて、話は最初から逸れまくったが、アメリカはそういう国なので、このような夢物語のような現実の話が生まれるわけだ。

NINE (2009 アメリカ)

★★★1/2

ミュージカル映画だと思ってみたが、実際には舞台のミュージカルの映画化だった。

似ているようで両者の違いは大きい。

ミュージカル映画は、映画として多かれ少なかれ完成しているが、ミュージカルの映画化は必ずしもそうとは限らない。映画化するにあたり、映画としての完成度を高めている映画もあるが、舞台に忠実なものもある。後者の場合、舞台では理解できる演出でも、映画では理解できなかったりする。

というのも、映画だと各シーンの整合性とか意味とかを観ながら考えてしまうが、舞台のミュージカルではその辺りはアバウトでも気にならない。というのも、やはり舞台では歌が最大の主役であり、役者、ストーリー、舞台装置、演出などは二番手、三番手だから。

また、映画では人物の表情がよく見えることもあり、俳優にどうしても注意力がいってしまう、可愛い人、キレイな人、カッコ良い人、逆に見栄えが悪い人などが出てきた時に、その容姿にどうしても先入観が入るし、見とれてしまうこともある。簡単にいえば、邪念が入りがち。

一方、舞台では顔の表情なんて見えないので、歌や演出などに注力できるので、注意力が削がれない。没頭できるのだ。

このように映画と舞台は違うので、舞台をそのまま映画化しても映画としては完成度が低いことになる。このNINEはどうだったかというと、まるで舞台を観ているような演出であり、これでは映画ファンには辛いのではないか。舞台のミュージカルファンのための映画であるように思う。

2010年3月19日金曜日

階段恐怖症

聞きなれない言葉だろうが、私は階段恐怖症だ。英語ではClimacophobiaというようだ。
昔からそうだったわけではない。成ってからまだ数年というところだ。

だがそうなる要素は子供の頃からあったのだと思う。長〜い長〜い階段から落ちそうになる夢を何百回となく見た。下のほうが見えないぐらい長い階段だ。その階段を降りている最中に転げ落ちそうになる夢だ。この夢は何十年と見続けて、30過ぎたぐらいからようやく見なくなった。そういう意味では、年を取ってからどんな種類の悪夢も見なくなった気がする。

階段から転げ落ちる夢は、実体験に基づく悪夢ではない。イヤな実体験の記憶が自己防衛のために剥落した可能性もなくはないが、たぶん実際にない。夢の中でも落ちそうになる恐怖感を味わうだけで、夢の中でも落ちたことがない。転げ落ちそうになるだけだ。

映画「千と千尋」で、千尋が湯屋に忍び込むときに、手すりがない長い外付け階段を降りていき、あまつさえ転げ落ちるシーンがあるが、あのシーンはゆえにどんなホラー映画よりも怖い....というのはちょっとウソだが、怖いことは本当だ。

もしかすると、この階段恐怖症は遺伝によるものなのかもしれない。

私には二人姉がいるが、私に似ているほうの姉も年を取ってから階段恐怖症になったようだ。ただ私は下り階段だけが怖いのに対し、この姉は上りも苦手らしい。そういう人は、同じ階段恐怖症でもBathmophobia というらしい。もっとも両親ともにそんなものはないんだけど。

これ、なんとか治らないものかなぁ。実生活で階段って頻繁に降りるわけで、困ってるわけですよ。怖いなぁと思いつつ、ヨロヨロ降りるわけで。

2010年3月18日木曜日

radiko良いね

ラジオを車の中でしか聞かなくなって数十年。よく考えてみると、もはや家の中にはラジオがない。でも、パソコンで放送をリアルタイムで聞けるサービス、radikoが始まったので聞いてみた。

パソコンのIPで地域を判断して、その地域のラジオが聞けるようになっている。いまのところは以下のように聞ける地域は限られているけど。
東京局(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI、InterFM、TOKYO FM、J-WAVE)については、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県。大阪局(朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FM COCOLO、FM802、FM OSAKA)については、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県で聴くことができます。その他の地域は聴くことができません。
MacBook Proの内蔵スピーカーで聞いている分には十分な音質。ただ、時々音が途切れることがあるのが玉に瑕。もしかすると、こうして記事を書いてる最中に自動的に保存されるわけだが、そういうときは、一旦radikoのパケットが途切れるのかもね。と思ったが、自動保存がかかってる時に途切れるとも限らないようだ。ま、パケットなんてどういうルートで流れるか決まってないわけで途切れても不思議じゃないのかな。

今はパソコンでしか聞けないが、近い将来、iPhoneなどのスマートフォンでは聞けるようになるそうだ。パソコン版ではFlashを利用しているので、iPhone版ではFlashを使わずに聞ける仕組みにするということだね。

2010年3月14日日曜日

シャーロック・ホームズ (2009 アメリカ)

★★★1/2

ガイ・リッチー監督というと『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』のような一風変わった、悪く言えば奇をてらった編集なのではと未だに身構えてしまうのだが、ごく普通の編集で一般受けする作品であった。

大層面白かったが、シャーロック・ホームズ役をロバート・ダウニーJr.が演じるのはやはり違和感あるなぁ。イメージと違いすぎる。なんという名前なのか知らないが、ホームズがいつもかぶってる前と後ろにつばがある帽子を被ってないし。ワトソン役のジュード・ロウは良かったけどね。

そういえば、タワー・ブリッジの建設中の姿は、『ALWAYS 三丁目の夕日』で東京タワーの建設中の姿が観られたようで嬉しかった。ピカデリーサーカスのエロスの像が、この映画の舞台となった1891年に既に存在していたことも分かったし。

(追記)あと、ホームズがワトソン の婚約者に紹介されたレストランの名前は、字幕では省略されていたが、ロイヤルだとワトソンが2回ほど言っていた。もちろんこれはピカデリー広場からリージェントストリートをちょっと北上したところにあった名店&人気店カフェロイヤルのことだろう。今回、念のため検索してみて知ったのだが、2008年12月23日に143年の歴史を閉じて閉店したそうだ。世界的にも有名なこの名店がスクリーンに蘇ってイギリス人はさぞ嬉しかったことだろう。(追記おわり)

ロンドンっ子が観たら、他にももっと色々分かって面白いんだろうな。

ところで、この映画ではシャーロック・ホームズの永遠の宿敵、モリアーティ教授が出てきそうで出て来ないが、続編作るつもりじゃないだろうな。

スターシップ・トゥルーパーズ3 (2008 アメリカ)

★★★

前作のパート2は、第1作目と異質な作り(それはそれで面白かったが)だったが、第3作目にして第1作目のテイストにまた近づいた。リコの復活、悪ノリの連邦放送、無駄にグロな殺し方などなど。

日本とイギリス以外の国では、劇場公開されずDVDスルーでのリリースだったが、それも当然、劇場の大画面で観るには耐えないであろうチャチな特撮。しかし、日本では妙にスターシップ・トルーパーズの人気が高いので劇場公開もワカランでもないが、イギリスでもそうなのだろうか?

登場が待たれていたパワードスーツがついに登場。ミニチュア模型感アリアリの撮影だけどね。

(追記)ちなみに、どんなパワードスーツかというと、模型はこちら

デザインを変えました

ちょっと気分一新でブログのデザインを新しいものにしてみた。
テキストの色、フォントの大きさや色がまだ今ひとつな感じがしなくもないけど、とりあえずこのまま公開。気になるところがあったら、おいおい変えていくつもり。

2010年3月13日土曜日

アンダーワールド:ビギンズ (2009 アメリカ、ニュージーランド)

★★

期せずして1日に2本目のケイト・ベッキンセイルの主演作を観ることに。

2本目は、バンパイア一族と狼男一族の抗争を描いたアンダーワールド・シリーズの3昨目にして最終作だ。前2作は結構面白かったのに、これはヒドイ。

前半はウトウトするのを止められず、でも別にウトウトしたって問題なし。なにしろストーリーらしいストーリーは存在しないのだから。大したストーリーがないうえに、舞台もずぅ〜っと城の中だけで展開されるので眠くならないほうが不思議というものだ。

なにより不思議なのが狼男の革命家を演じている奴がむさくるしいうえに変な顔。主演男優を張る顔じゃないぞ。それだけで観る気が失せるというものだ、男の私でも。

スノー・エンジェル (2007 アメリカ)

★★★

小さい田舎町での男女関係が切ない。娯楽なんか何もなく、小さなショッピングモールだけが唯一の楽しみのような町。

宗教にのめり込んでしまい、少し頭のネジが外れかけているが、悪人ではない夫の役をサム・ロックウェルが、美人だが子育てのストレスで、心が少し歪みかけている妻の役をケイト・ベッキンセイルがそれぞれ好演。

罪は犯すが、可哀想な夫につい同情してしまうのは私が男のせいだろう。

ところで、高校生の男の子の部屋に、古い手打ちパチンコ台が置いてあるのに驚いた。確かにアメリカの通販雑誌で、中古のパチンコ台を売ってるのを見たことあるけど、インテリアとして男の子に人気あるのかな。

勝手に来やがれ ジャネット イヴァノヴィッチ著 (集英社文庫)

試験勉強のために、去年の12月から通勤時の読書を家内に禁じられていたが、試験が終わってようやく読書再開。

再開のトップバッターを勤めたのは、愛読していることをあまり人に自慢できないプチお色気+お笑いミステリーのステファニー・プラム・シリーズの最新作、勝手に来やがれ (集英社文庫)。面白いうえ、ページ数も少ないので、あっという間に読了。

本作は、ステファニー・プラムが保釈逃亡者を捕まえるバウンティハンターとして活躍する本編シリーズの番外編の二作目。前作はクリスマス特別編という感じだったが、本作はバレンタインデー特別編だ。

クリスマスやバレンタインデーになると現れる、ディーゼルという超能力者、と言ってもちっともすごくないプチ超能力者、が巻き起こす騒動が相変わらず面白い。

もっとも、日本では未訳だが、本国アメリカでは、ディーゼルがこうした記念日以外の日にもステファニーの元に現れているようで、すっかりシリーズ化されているとのことだから、今後も楽しみだ。

バビロン A.D. (2008 アメリカ)

★★1/2

『トゥモロー・ワールド』のような雰囲気で始まって面白そうな感じだったのに、『トランスポーター』みたいなストーリーになり、ぐだぐだの展開。ヴィン・ディーゼル扮する傭兵トーロップが目的地まで送り届ける女性オーロラの能力の説明も適当だし。

格闘シーンも銃撃シーンも迫力を出そうとしたのか、ちょっと寄り過ぎで動きがよく分からない。

映画館で観ていたら金を損したと思ったこと確実。Blu-ray・DVDで観るぶんにはまぁまぁだけど。

エレファント (2003 アメリカ)

★★1/2

どんな映画か全く知らずにDVDで観たため、最初は学園青春ドラマかと思ったが、まさかコロンバイン高校乱射事件をヒントに作成された映画だとは。

犯人の視点ではなく、被害者達の視点でもなく、誰の視点でもないような演出がされており、誰にもほとんど感情移入できないので、乱射が起きてもさほどショックを受けないのが救い。

それにしても、アメリカの高校ってこんなに自由なのか。まるで軍隊のように規律正しく全員が同じ行動をさせられている日本の高校とはまるで別物だ。交換留学でアメリカから日本の高校に来た学生たちは強いカルチャーショックを受けるだろうな。

2010年3月8日月曜日

ハート・ロッカー (2008 アメリカ)

★★★

この作品が、アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞なんて信じられない。いや、監督賞以下その他の賞はいいとしても、作品賞はないだろうよ。

そりゃあドキドキはしたけど、それはいつ爆発するか分からないという、爆弾が本質的に持っている恐怖感のお陰だ。以前観た「スパイラルコード」なんていうビデオリリースの無名作品だって、爆弾を扱う映画だったお陰でドキドキしたもんだ。

アバターは2回観たが、まだまだ足りない。何回も観たい作品だ。でも、ハート・ロッカーは1回で十分。作品賞に選ばれる作品は、繰り返し何回も観たい映画が選ばれるべきじゃないのか?

やはりよく言われているようにアンチ米軍映画であるアバターと、米軍バンザイのハート・ロッカーをアメリカ人が比べてしまうと、米軍バンザイ映画を選んでしまうのかね、と思ってしまう私なのであった。

いや、もちろん戦争映画大好きな人は文句なくこっちでしょうと思うのかもしれないけど。

それにしても、こういうことを本当にやってる人がいるということは信じられない。並の神経の持ち主には到底耐えられないな。

ちなみにこの映画で私が一番好きだったところは、爆弾処理ではなく長距離狙撃戦のくだり。長時間にわたる神経戦の様を呈しており、観ているこちらもドキドキだ。

あ、そうそう、そういえば、車爆弾を処理するシーンで、バンテージ・ポイントを確保するというような台詞があり、字幕では何と訳していたのか覚えてないが、2008年に公開された「バンテージ・ポイント」の意味がようやく分かった。狙撃や見張りに有利な見晴らしの良い場所を、vantage pointというんだね。

ニューヨーク、アイラブユー (2009 アメリカ、フランス)

★★★

予備知識ゼロで観たので、複数の監督作品を集めたものだとエンドクレジットで初めて知った。

いくつものエピソードを繋いでいくのだが、先日観た「バレンタインデー」や「ラブ・アクチュアリー」のように、登場人物が最後に繋がるわけではない。あくまで独立したエピソード。それぞれのエピソードも、それら2作品と違って、エンターテイメント性はない。現実味があるエピソードというか。

ただ、シャイア・ラブーフが出ていたエピソードだけは、意味が全然分からない。シャイア・ラブーフの存在は幻想なのか、妄想なのか、さっぱり。

バレンタインデー (2010 アメリカ)

★★★

バレンタインデーに起きる色々なエピソードをオムニバス方式で観せていき、最後にそれらの人々の関係が分かっていき、It's a small world、世間は狭いと分かるという構成で、「ラブ・アクチュアリー」と似ている。でも、ラブ・アクチュアリーのほうが、その繋がりが意外性を持っていて面白かったな。

そういえば、エンド・クレジットにラブ・アクチュアリーはワーナーの映画です、と書いてあったから、この映画のどこかに、ラブ・アクチュアリーが写っていたらしい。どこかにポスターが貼ってあったのか、どこかのテレビに写っていたのか。

そういう意味ではラブ・アクチュアリーのオマージュを捧げているわけで似ているのも当然なのかも。

2010年3月2日火曜日

最近、更新がおろそかだが

連日、オリンピックに釘付けだっただけ。

だが、オリンピックが終わった今はちょっと勉強中。某試験を受けることになってね。

12月末ぐらいから勉強を始めていたんだけど、もう脳細胞死滅しまくりですっかり記憶力がなくなってるお年頃なので、読む端から忘れていっちゃう。

試験が近づいてきたのでまた復習で教科書を読んでいるのだが、ちっとも覚えられない。記憶力を試す試験ではなく記述式の問題なのだが、かと言って教科書の中身をまるで覚えてないのでは話にならない。
この年になって勉強するのは堪えるわ。しかもこの調子じゃ受かるわけないし。