V:PORT (ヴァージン・アトランティック)

2009年10月26日月曜日

旅行

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ヴァージン・アトランティックの成田・ロンドン往復便の機材はA340-600だったが、この機材には、V:PORTというインフライト・エンターテイメントシステムが搭載されていた。

私の耳は音を聞き分けるしっかりした性能を持っておらず、信憑性は大して高くないが、JALに搭載されているMAGICシリーズよりもかなり音質が良いように感じた。機内で配られる安っぽいヘッドフォンではあまり分からないと思うが、BOSEのQuiet Comfort 2では、非常に満足がいく音質だった。

ちなみに、ヴァージン・アトランティックに乗るのは20年ぶりだが、20年前はエコノミーでもヴァージンのマークがついたヘッドフォンが無料で貰えたが、今回はプレミアム・エコノミーに乗ったがヘッドフォンは呉れなかった。ま、今どきあんな安っぽいヘッドフォンはいらないけど。

V:PORTは、MAGIC IIIなどと同様、オンデマンドで映画、音楽、TV番組を観られる点は一緒だが、なんと言っても選択肢が多くて良い。映画は43種類がオンデマンドで視聴可能。もっとも日本語字幕があるのは1/4ぐらいだったけど。音楽はさすがにヴァージンだけあって、数えてないが非常に豊富。

有料なので試さなかったが、地上へemailを送信することも可能(日本語は不可)。

悪いというほどではないが、不便だったのは、ディスプレイがタッチパネル対応ではないこと。また、かつコントローラーのユーザ・インタフェイスも悪いというか不便だった。カーサーを動かす左の十字キーの中央のボタンが決定ボタンになっていれば片手で操作できるし自然なのに、右側のstart,、pause、FW、RVキーの中央のボタンが決定キーになっているため、不自然で使いづらく、しょっちゅう間違った。

非常に悪いのは、OSの堅牢性が低くて、すぐにクラッシュすること。


行きのロンドン行きで、私のターミナルがフリーズし、CAに頼んでリブートしてもらったが、ターミナルは2台1組となっているようで、隣の人のターミナルも一緒にリブートされた。幸い隣に誰もいなかったから問題なかったが、もし隣の人が映画を見ていたとしたら、見も知らぬ人のフリーズのせいでリブートされて映画が中断したら腹立つだろう。


ロンドン行きのフライトでは、もう一度フリーズした。もう一度呼ぶのも悪いなぁと思っていたら、前席の外国人女性のターミナルもフリーズしCAに文句を言っていたので、後ろから声をかけて、私のターミナルもフリーズしてるのでリブートしてくれと頼んだ。すると、それを聞きつけた隣の列にいた日本人男性も、ここら一体はみんなフリーズしてると加勢。結局、飛行機全体がフリーズしていたようで、機内全体でリブートするというアナウンスが入った。

東京への帰国便でも一度フリーズし、3回目なので面倒で放ったらかしにしていたら、通りがかったCAがフリーズ画面を目にしたようで、何も言わなくてもリブートされた。

フリーズ画面に”Please press Enter to activate this console”というメッセージが出ていることから、V:PORTのOSはLinuxベースだと思われるが、堅牢性をもっと上げてくれないと、乗客も困るが、しょっちゅう呼ばれるCAの仕事にも差し支えがあるだろうて。

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